【アイルランドT】カムニャック 心身充実 坂路ラスト1F12秒4 友道師「具合はいい」

2026年10月8日 05:30

坂路を単走で仕上がりをアピールしたカムニャック

 3日間開催の中日に行われる牝馬限定G2「第2回アイルランドトロフィー」の最終追いが7日、東西トレセンで行われた。出走メンバー唯一のG1馬カムニャックは坂路を単走で軽快に駆け上がり、5月ヴィクトリアマイル2着以来でも久々を感じさせない走り。オークスを制した東京で久々のVを狙う。

 昨年のオークス馬カムニャックは馬場開門から約30分後の坂路に姿を見せた。いつものパターンで最終仕上げは単走追い。最初の1F目から14秒7→14秒2を刻み、ゆったりした入りで進める。中盤あたりから徐々にペースを上げていくと完歩の大きいフォームで、馬場の真ん中を駆け上がった。4F53秒9~1F12秒4を馬なりでマーク。凱旋門賞挑戦から帰国して動きを見守った友道師=写真=は「無理をせずに、いい時計でした。動きも良かったし、具合はいいと思います」と好仕上がりをアピール。

 これまで最終追いは新馬戦1着が芝コース、アルテミスS6着がCWコース、エルフィンS4着がポリトラックだったが、坂路に切り替えた4戦目以降は【3・2・0・1】と好成績。1週前追いのCWコース(6F84秒2~1F11秒7)で長めに負荷をかけ、当週は軽めがパターン化されている。夏の休養を経て、大きな変化は精神面。「体はそこまで変わっていないが、普段から馬房の中でも落ち着きがあり、気持ちの面で成長を感じる」と胸を張った。

 春の2走はマイルで阪神牝馬S、ヴィクトリアマイルと続けて2着。いずれも同世代の2冠牝馬エンブロイダリーに先着を許したものの、指揮官は「この馬にとって、マイルは忙しかった」と敗因を断言する。その中でトップレベルの走りを見せており、負けても一切、評価は落ちていない。

 逆襲の秋へ。芝1800メートル以上で全4勝を挙げており、前走から1Fでも距離が延びるのは歓迎でしかない。「相手関係は気にしていないし、自分との戦いです。長くいい脚を使えるので東京は合っているし、この秋はベストの距離で挑めるので」と期待を膨らませた。出走メンバー唯一のG1馬で、結果が求められる一戦。大目標のエリザベス女王杯(11月15日、京都)へ、秋始動戦で昨年9月以来のVをつかみ取る。 

 《23年ぶりオークス馬Vへ》アイルランドトロフィーは同時期に同じ東京芝1800メートル戦で行われていた16年までの府中牝馬S、17~24年のアイルランドT府中牝馬Sを引き継ぎ、昨年から現レース名にリニューアル。過去10年でG1馬は14頭が出走し【2・2・2・8】の成績で18年ディアドラ、24年ブレイディヴェーグが制した。馬券に絡んだ6頭はカムニャックと同じ4歳馬だった。ただ、オークス馬は16年メイショウマンボ13着、18年ソウルスターリング10着、20年ラヴズオンリーユー5着と苦戦傾向。オークス馬が勝てば府中牝馬S時代だった03年のレディパステル以来となる。

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