【サウジアラビアRC】デミアン 推進力あふれる動き 怪物フライトライン産駒重賞2勝目へ

2026年10月8日 05:24

併せで追い切るデミアン(右)

 土曜の2歳重賞「第12回サウジアラビアロイヤルC」は、新種牡馬フライトラインの産駒デミアンが美浦Wコースで抜群の切れ味を見せた。

 偉大な父に二つ目のタイトルを届ける。フライトライン産駒のデミアンは重賞初挑戦Vへ虎視眈々(たんたん)。Wコースの最終追いで機敏な動きを見せた。小気味良いフットワークでインナーパッション(3歳2勝クラス)を約3馬身追走。直線で内に潜り込むとスムーズに加速し、6F83秒2~1F11秒8(馬なり)で余力十分に併入した。

 追えば追うほど伸びそうな推進力あふれる走り。斎藤誠師は「(斎藤)ジョッキーが(1週前に)乗ったことで今回は結構、行きたがった。今日乗った助手も“ジョッキーが乗ると変わるんですね”と。一度、北海道(牧場)へ帰したが、そのかいあって腰に力がついてきた」と愛馬の現状を伝えた。

 “最強の遺伝子”が日本で猛威を振るっている。父フライトラインは現役時代、米国でBCクラシックなど6戦全勝。この6戦で2着につけた着差は計71馬身に及ぶ。ダートの世界最高レーティングをマークし、22年には年度代表馬に選出された。今年デビューの同産駒は9戦して【3501】。掲示板を一度も外していない(7日時点)。9月の札幌2歳Sではショウナンガレオンが重賞制覇も飾っている。

 例に漏れずデミアンも素質が高い一頭だ。東京芝1400メートルの新馬戦は鮮やかな差し切りV。メンバー最速となる上がり3F33秒6で2着に1馬身1/4差をつけた。1週前に熱発のトラブルに見舞われながらも「勝つと思っていた」と振り返る指揮官の言葉が期待の大きさを物語っている。適性については「元々、千四は短いと思っていた。本来は千六、千八までいけると思う」。初の重賞舞台で怪物のDNAが目を覚ます。 

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