スカイ斬った!ドリームジャーニー/大阪杯

2009年4月6日 06:00

10R・大阪杯 ゴール前競り合いディープスカイ(左)を抑えてドリームジャーニー(手前)が優勝

 オレもG1馬!!ジャーニーが貫禄V。実力古馬が集結した阪神の「第53回大阪杯」は、3番人気ドリームジャーニーが昨年のダービー馬ディープスカイを叩き合いで競り落とし、4年連続5度目の重賞制覇を達成した。

 狙いを定めた標的が、はっきりと視界に入っていた。直線、ドリームジャーニーがスッとディープスカイの外へ進路を取る。ピッタリと馬体を併せ、そこからは一騎打ち。一進一退の激しい攻防となった。まさにG1馬同士、意地と意地のぶつかり合い。勝利への思いがわずかに勝ったか、首差でこの激闘をモノにした。引き揚げてきた池添が言葉を絞り出す。
 「僕の方がいったん首くらい出たのに差し返された。向こうは休み明けで59キロを背負っているのに…さすがダービー馬ですね。こっちは使ってきている強みがあったし、最後は何とかしのいでくれました」
 休み明けとはいえ、確勝ムードすら漂っていたディープスカイ。圧倒的な存在感を放つ昨年の2冠馬に真正面から勝負を挑んだ。道中は中団で相手の出方をうかがいつつ、池添はパートナーとの呼吸もしっかり合わせていた。
 「1コーナーでディープスカイが斜め前にいたし、この馬の後ろで我慢しようと。折り合いだけ気をつけて、リズム良く走らせようと思っていました」
 昨年暮れの有馬記念で4着に敗れた後、今年に入ってからの2戦がAJC杯8着→中山記念2着と中山の重い馬場に苦しみ、結果を出すことができなかった。自身の手綱で力を引き出してやりたい。やや重スタートから良に回復したこの日の仁川で、池添のそんな願いがかなった。
 「やっと勝利っていう結果を出せてホッとしました。強いドリームジャーニーを見せることができたし、自分でもうまく乗れたと思います」
 これで5度目の重賞V。とはいえ、課題は残っている。次走は金鯱賞(5月30日、中京)へ。池江寿師は苦手としている左回りに起用するプランを明かした。
 「左回りも克服してくれないとね。次を使って宝塚記念を予定しています」
 G2で弾みをつけて頂上決戦へ。目指す場所は1つしかない。

 ▽ドリームジャーニー 父ステイゴールド 母オリエンタルアート(母の父メジロマックイーン)牡5歳 栗東・池江寿厩舎所属 馬主・(有)サンデーレーシング 生産者・北海道白老町社台コーポレーション白老ファーム 戦績19戦7勝 総獲得賞金3億9117万7000円。主な勝ち鞍・06年朝日杯FS、08年朝日CCなど。

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2009年4月6日のニュース