日本産ディープインパクト産駒牝馬、英オークスで人気 A・オブライエン厩舎スノーフォール

2021年6月3日 05:30

 5月30日に行われたダービーを産駒のシャフリヤールが制し、歴代最多となるダービー7勝目を挙げた大種牡馬ディープインパクトが、競馬発祥の地・英国の3歳クラシックにも有力馬を送り込んでいる。4日にエプソムで行われる英オークスに出走予定のスノーフォール(牝3)が日本産のディープインパクト産駒なのだ。

 アイルランドのクールモアスタッドが、G3ギヴサンクスS勝ち馬で、G1凱旋門賞を含むG1・3勝馬ファウンドの全妹にあたるベストインザワールドを日本に送り、ディープインパクトを交配。18年2月に日本で生まれたのがスノーフォールだ。同年10月に愛国に渡り、昨年6月にエイダン・オブライエン厩舎からデビュー。2歳時の成績は7戦1勝で、デビュー3戦目に初勝利を挙げて以降は、重賞ばかり4戦して、G3シルバーフラッシュS4着が最良の成績だった。だが、ひと冬越して大きく成長した姿を見せたのが今季初戦となった5月12日のG3ミュージドラSで、スノーフォールはここを3馬身3/4差で快勝。この結果を受け、ブックメーカー各社はオークスへ向けた前売りで、同馬をオッズ5・0~5・5倍の2番人気に浮上させている。(競馬評論家)

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