英障害フェスティバル開催 期間拡大へ高まる機運

2021年6月24日 05:30

 英国における障害シーズンのクライマックスとなるチェルトナム競馬場の「フェスティバル開催」が、現行の4日間開催から2023年に5日間開催に拡大するプランが浮上している。同競馬場を所有するジョッキークラブが21日に「まだ何も決まっていない」としながらも「そういう話し合いが持たれている」ことを明らかにしたものだ。

 フェスティバル開催では現在火曜日から金曜日にかけて28競走が施行されているが、計画によると新たに2競走を創設して30競走とし、火曜日から土曜日まで1日6競走ずつ施行するプランが骨子となっている。

 現状において各曜日のメイン競走には、ハードルとスティープルチェイスのそれぞれのカテゴリーにおける、2マイル路線と3マイル路線の頂点となるレースが組まれている中、新たな開催日となる土曜日のメイン競走には、スティープルチェイス2・5F路線のG1ライアンエアチェイスか、牝馬の最高峰となるG1メアズハードルの、いずれかを持ってくる案が有力となっている。馬主、調教師ら関係者からは、こぞってこれを歓迎する声が上がっており、5日間開催への機運が高まっている。 (競馬評論家)

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