昨年の欧州最優秀3歳牝馬ラブ&G1英ダービーで快勝アダイヤー

2021年7月22日 05:30

 英国における12F路線の最高峰、G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(芝11F211ヤード)の開催が24日に迫った。

 19日に設けられていた登録ステージで9頭がエントリーした中、ブックメーカーの前売りで人気を二分しているのがラブ(牝4)とアダイヤー(牡3)だ。ラブは昨年の欧州最優秀3歳牝馬。今季初戦となったロイヤルアスコットのG1プリンスオブウェールズSでは「10カ月の休み明け」「牡馬との初対戦」「初の右回り」という三つのハードルを克服し、5度目のG1制覇を果たしている。

 一方、6月5日のG1英ダービーを4馬身1/2差で快勝したのがアダイヤーだ。その後、このレースで3着に退けたハリケーンレーンがG1愛ダービーとG1パリ大賞を連勝。アダイヤーの評価が改めて上昇している。このほか、3月のG1ドバイシーマクラシックで日本が誇る最強牝馬2頭を退けて優勝したミシュリフ(牡4)、G1愛ダービー2着馬ローンイーグル(牡3)などが出走予定。秋の凱旋門賞へ向けて見逃せない戦いとなる“キングジョージ”はグリーンチャンネルで生中継されるので、ぜひご注目いただきたい。(競馬評論家)

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