紫苑Sの枠順が確定!

2021年9月10日 10:40

 上位3頭に秋華賞の優先出走権が与えられる紫苑S。桜花賞では1着ソダシ、2着サトノレイナスに次ぐ3着に入ったファインルージュは6枠11番から。世代上位の能力を見せていたが2冠目のオークスは11着。距離が長く、直線を向いたときには脚がなかった。中山ではフェアリーSで強烈な1勝を挙げていて、同じ中山の舞台から最後の1冠に挑む。

 オークスで16番人気ながらも3着に入ったハギノピリナは7枠13番に。実績的には上位候補も、馬券内は全て2200メートル以上と今回の2000メートルに不安は拭えない。ただ、コンビを組む藤懸も春からのパワーアップを感じていて、見逃せない一頭だ。

 3月にフラワーCを制したホウオウイクセルは舞台設定が向きそうなタイプ。7枠14番から祖母メジロドーベルも制した秋華賞の切符を狙う。2枠4番エクランドールは全兄にG13勝のフィエールマンがいる超良血馬。同厩舎にはオークス馬ユーバーレーベンがいるが、手塚師は「(比較しても)全然やれると思う」と話しており、3連勝なら本番でも非常に楽しみな存在となる。

 中の人注目は1枠1番のスルーセブンシーズ。これまで4戦しているが中山での3戦は2勝を含む全て馬券内と適性が高い。オークスは9着も初の東京、初重賞がG1など厳しい条件に。それでも1着と0秒7差ならそこまで負けていない。姉のパッシングスルーは19年のこのレース勝ち馬。姉妹制覇を期待したい。

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