エリザベス女王杯の枠順が確定!

2021年11月12日 10:00

 3歳馬と古馬が激突する秋の牝馬最強決定戦「第46回エリザベス女王杯」。昨年に引き続き、阪神競馬場で開催される。

 3歳馬の筆頭格アカイトリノムスメは2枠3番に入った。父ディープインパクト、母アパパネと合計"12冠"の偉大な両親を持つ超良血馬は前走・秋華賞でついにGⅠタイトルをゲット。桜花賞、オークスともに善戦止まりだった春から成長した姿を見せつけた。同期のソダシが札幌記念で並みいる強豪古馬を一蹴したことから、3歳牝馬のレベルの高さにも期待が持てる。母が手にすることの出来なかったエリザベス女王杯のタイトルを、孝行娘が鮮やかにつかみ取る。

 迎え撃つ古馬の中でも実績最上位は1枠1番のレイパパレ。秋初戦のオールカマーでは4着に敗れたものの、デビューから無傷の6連勝で大阪杯を制した能力の高さは疑いようが無い。距離への対応はカギとなるが、牝馬同士なら負けられない。名手ルメールとの初コンビでGⅠ2勝目を狙う。昨年の4着馬ウインマリリンは5枠9番。今年に入って牡馬混合GⅡ2勝と本格派の兆しを見せている。鞍上の横山武は目下GⅠ2連勝と勢いは最高潮。同馬悲願のGⅠ獲りへ視界良好だ。

 中の人注目は3枠5番の3歳馬ステラリア。世代屈指の末脚の持ち主で、大外18番枠から先行したオークスを除き、7戦で上がり3Fは最速または2位を記録。前走の秋華賞でも9番人気ながら6着まで追い上げた。古馬とは初対戦だが、ペースが流れれば斤量差を味方に上位争いを演じてもおかしくはない。

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