チャンピオンズCの枠順が確定!

2021年12月2日 15:40

 白毛の3歳牝馬ソダシのダート初参戦に沸く今年のチャンピオンズC。血統的にはダートに替わってさらに良さが出そうだが、砂を被った経験がないだけにスタート次第では1枠1番が凶と出るかも。また前走・秋華賞ではゲート難で有名だった母ブチコの血か、ゲートで歯をぶつけるアクシデントがあった。ただクリアする課題は多いものの、数々の常識を覆してきた馬だけに難なくはねのける可能性も十分。アイドルホースの新章幕開けに期待したい。

 昨年の覇者チュウワウィザードは7枠13番に入った。休み明けの一戦となった前走のJBCクラシックで3着。「年とともにズブさが出てきて」と陣営は口にするだけに、このひと叩きでの上昇度を見極めたい。3枠6番のテーオーケインズは3連勝で制した今年の帝王賞がGⅠ初制覇。最内から突き抜け2着馬に0秒6差をつける快勝だった。内有利が知られる中京競馬場だけにこの勝利は意味が大きそうで、好位置で運べそうな並びも絶好だ。

 対照的に今年フェブラリーSを制したカフェファラオは大外8枠16番から。どのように攻略するか名手ルメールの手綱さばきに注目したい。ともに重賞勝利をステップに駒を進めてきた4枠7番サンライズホープ、8枠15番メイショウハリオも着々と力をつけてきただけに侮れない馬たちだ。

 中の人は5枠9番オーヴェルニュに注目したい。いずれも道悪だが、中京競馬場は3戦無敗の得意舞台。前走12着敗退も馬群の中で競馬を進めてしまい、早々に手ごたえが怪しくなった。前目をノンプレッシャーで運べれば楽しみな一頭だ。

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