【高木】8番人気ポタジェを本命 3連単53万7590円的中!
2022年4月7日 10:00 ▼木曜日のテーマは競馬。前週に高配当をヒットした記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを検証する。先週のヒーローは大阪杯で勝ち馬ポタジェに◎を打ち、3連単53万7590円をゲットした高木翔平記者。運命に導かれるように打った、8番人気馬への渾身(こんしん)の◎の理由を聞こう。
入社1年目の15年有馬記念。1週間の連載執筆を経て◎を打ったのは吉田隼騎乗の8番人気ゴールドアクターだった。レース当日の紙面は何と2、3面をぶち抜いての自分の予想。不安と期待で叫び出しそうになった発走前。レースが始まり、4コーナーを抜群の手応えで回ってくる人馬を見て、不思議と「これなら大丈夫」と思ったのを覚えている。
あれから7年。競馬記者として最大のヒットとなった大阪杯の◎ポタジェの鞍上は吉田隼人。くしくも人気はゴールドアクターと同じ8番人気だった。好位のインを抜群の手応えで回ってくる姿に当時の記憶がフラッシュバック。「これなら大丈夫」と勝利を確信した。
単勝58・7倍でも、ひるまず本命に推せたのは20年岸和田Sがかなり強かったから。舞台は同じ阪神芝2000メートル。9頭立てながら前半1000メートルが59秒4という締まったペースで流れた。その中を好位4番手で器用に立ち回り、後半1000メートルは59秒0でまとめて勝利。強敵2着ダノンマジェスティを競り落とした走りに、ジャックドールが強気に刻むラップへの適性があると見込んだ。2、3走前は後方からの競馬だったが、レース後の吉田隼は「エフフォーリアもジャックドール、レイパパレの後ろを取りたいだろうと思っていた。エフフォーリアの後ろだと分が悪い」とコメント。7年前の有馬記念のようなレースを再現してくれた鞍上に脱帽だ。
血統も強烈な推し要素となった。ディープインパクト産駒は14年キズナ、15年ラキシス、16年アンビシャス、19年アルアイン、21年レイパパレが優勝。数ある得意のG1でも屈指の相性を誇る。週末にかけての雨予報が気掛かりだったが、天気がもってくれて良馬場。それでいて少し水分が残るコンディション。追走しやすい馬場になったのかもしれない。印を打つ前には予想し切れなかった幸運要素も味方してくれた。
昨年の覇者レイパパレ(2着)は最後まで本命を迷った馬。ディープインパクト産駒、高いコース適性と推す要素はそろっていたが、外枠だったので評価を下げた。僅差の銀メダルは改めて力のあるところを証明した。3着の4歳馬アリーヴォは成長力を買って印を回せた。G1初挑戦だった昨年の菊花賞(7着)以降は休養し、今年に入っての壇之浦S、小倉大賞典連勝で進化を示していた。強力4歳世代の隠し玉的存在として、この先も楽しみになる。
○、▲で高く評価したエフフォーリア、ジャックドールが崩れたのは残念だが、この一戦で評価を下げるのは早計。ポタジェは宝塚記念(6月26日、阪神)を視野に入れているとのこと。そこでの再戦があれば、しっかりと舞台適性を見極めた上で予想を組み立てたい。
高木波乱の大阪杯3連単53万7590円 田井土曜中山2R3連単21万1580円 東京本社・浜田日曜中山5R3連単3万9150円 万里絵日曜阪神10R3連複3万8120円 岡本土曜中山9R3連単2万6240円
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