【高木】フェブラリーS◎コスタノヴァは武蔵野S回避の時から狙い定めてきた!WIN5も的中

2025年2月27日 10:00

 木曜のテーマは競馬。前週に会心ヒットを放った記者が、的中へのプロセスを振り返る。今年のJRA・G1開幕戦となった23日のフェブラリーS。高木翔平記者は3連単1万3510円を的中しただけでなく、WIN5で39万4430円も仕留めてみせた。さぞかし懐が温まったであろう東京本社担当に、25年G1初戦の予想を振り返ってもらった。

 フェブラリーSは◎▲☆で3連単1万3510円を的中することができた。◎コスタノヴァ、▲サンライズジパングの馬連を厚めに持っていたので、ラストの攻防にはグッと力が入った。

 コスタノヴァの本命は前走の根岸Sを勝った直後、ほぼ決めていた。実はその前に予定していた武蔵野Sが絶好の雰囲気だった。取材から伝わってきたみなぎる自信。しかし、左目の下の腫れが治まらないため無念の回避となった。再仕上げとなった根岸Sはやや良化途上の印象を持っていた。その過程での勝利だけに4馬身差の完勝には驚いた。

 内容も圧巻だった。前半3F33秒9という芝並みのハイペース。しっかりと脚をため、中団から上がり3F35秒9と強烈な決め手を見せた。根岸Sでの4馬身差Vは同レースがフェブラリーSの前哨戦となった01年以降で第2位の記録。1位の05年メイショウボーラー(7馬身差)が本番のフェブラリーSでレコードVを飾っていたので、期待はさらに膨らんだ。

 かくして本番、キングの絶妙な手綱さばきで快勝した。これまで間隔を空けて使われており、初めての中2週を懸念する声もあった。それでも美浦トレセンで見た追い切りは実にハツラツ。根岸S以上のパフォーマンスを発揮できると思っていた。

 3歳時にチャンピオンズCで勝ち馬から0秒5差6着と善戦した▲サンライズジパングは、◎が勝ち切る展開なら上位に来ると予想していた。その期待以上となるメンバー最速の上がり3F35秒2をマーク。☆ミッキーファイトも直前取材で絶好の雰囲気だったが、どうしても東京よりも小回りが合うイメージが残った。今回も3着と地力は示したが、今後地方のダートグレードなどに出てくれば重い印を考えたい。

 当日はWIN5予想も的中した。配当を楽しみに待ったが、1番人気が1頭も勝たなかったにもかかわらず、39万4430円の配当はあまりに安すぎる気が…。とはいえ、いいリズムで春競馬に向かうことができる。今週も予想に注目してください。 (高木 翔平)

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