エピセンター ケンタッキーダービーへ順調

2022年4月14日 05:30

 先週土曜にニューヨーク、ケンタッキー、カリフォルニアの3州で行われた前哨戦の結果を受けて、5月7日に行われるケンタッキーダービーへ向けての勢力分布が、ほぼ固まった。

 第148回ケンタッキーダービー(ダート10F)で1番人気が予想されるのは、S・アスムッセン厩舎のエピセンター(牡3)である。2歳時に3戦2勝の成績を残した後、重賞初挑戦となった今季初戦のG3ルコントS(ダート8・5F)で2着になると、続くG2リズンスターS(ダート9F)を制し重賞初制覇を成し遂げた。その後、G2ルイジアナダービー(ダート9・5F)も制し、重賞連勝を果たして本番に向かうことになった。同馬は既に決戦の地であるチャーチルダウンズ競馬場に入っており、10日に現地における初の追い切りを消化。5F61秒0の時計を出し、順調な仕上がりをアピールした。

 現地では7日から9日にかけて、ケンタッキーダービー・フューチャーウェイジャーと呼ばれる前売りが行われ、エピセンターはオッズ4・6倍の1番人気に。日本から参戦予定のクラウンプライド(牡3)はオッズ25・6倍の12番人気となっている。(競馬評論家)

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