香港の賞金が歴代最高額に

2022年4月28日 05:30

 先週日曜日にシャティンで香港チャンピオンズデーが開催されたが、これに先立ち香港ジョッキークラブから、来季(22/23年)の賞金に関する発表があった。

 12月に行われるG1香港カップの総賞金が、今季の3000万香港ドルから3400万香港ドル(約5億7290万円)へ、G1香港マイルが今季の2600万香港ドルから3000万香港ドル(約5億550万円)へ増額。G1香港スプリントは2400万香港ドル(4億440万円)に据え置かれるものの、この3競走はいずれも、芝2000メートル、芝1600メートル、芝1200メートルのG1では、世界最高賞金競走としての地位を保つことになった。香港政府によるゼロコロナ政策のため、24日のチャンピオンズデーは香港調教馬のみで争われたが、12月までに門戸が開放されれば、暮れの香港国際競走は日本馬にとって、外貨を荒稼ぎするチャンスとなりそうだ。また、一般競走の賞金も増額され、ことにクラス1から3の1600メートルから2400メートルの競走では、前年比で20%以上も積み増しされることになった。この結果、香港における来季の総賞金は今季より11・5%増となり、歴代の最高額となる。(競馬評論家)

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