ベルウッドツクバ 1200メートルは悪くないと思う

2022年6月24日 14:30

◎丸山元気騎手のコメント

今週は土日合わせて12鞍に騎乗します。

ホーリーホック(土曜5R)は調教に乗りました。持っているうちはいいのですが、追ってからがもうひとつ。悪くはない馬ですが、今の段階でどこまでやれるか力試しですね。

シーズンズギフト(土曜11R)は休み明けですが、動きは良かったですよ。2走前に乗せてもらった時は、直線で不利がありましたからね。スムーズならもっとやれていいと思います。

ベルウッドツクバ(日曜1R)の前走は前の馬を抜こうとしない面がありました。スピードがあって1200メートルは悪くないと思うので、距離短縮でどうかです。

メイショウギシオー(日曜5R)は最終追い切りに乗りました。まだ手先の重さはありますが、しっかり反応はしてくれましたし、悪くない動きでした。今回の相手なら初戦からやれるかもしれません。

マジカルステージ(日曜9R)は具合良いですね。癖もないですし、成績からも十分チャンスはあると思っています。


今週も応援をよろしくお願いします。

◎山崎の見解
土曜日
1Rタリエシン ☆☆
 初戦は行き脚がつかず後方からの競馬だったが、メンバー最速の上がりを使い4着。2戦目で流れに乗れれば上位食い込みがあっても。抜群の動きを見せ距離短縮も大歓迎のマニバドラ、前走の末脚が上々だったカマラードマリーとミシェラドラータが上位候補か。

5Rホーリーホック ☆
 しっかり本数はこなしており、太目感のない仕上がり。ただ、コメントにあるように終いの反応が一息。使いつつ良くなってからかも。乗り込み十分で気性も前向きなフミサウンド、水準以上の動きを見せているイコサンの一騎打ちか。

9Rデルマアシュラ ☆☆
 もう一押しが課題だが、末脚は堅実なタイプ。前走いい脚を使ったように洋芝は合っており、展開ひとつで上位食い込みがあっても。小回り巧者で自己条件に戻れば地力も上位のダイム、好仕上がりのグーデンドラーク、中間の動きが良いハーツラプソディが上位候補か。

11Rシーズンズギフト ☆☆
 ニュージーランドT2着など3歳時は重賞でも好走していた実力馬。ダートの前走は参考外で、2走前は大きな不利がありながらも勝ち馬とは僅か0秒5差。芝に戻り能力全開なら一発があっても。前走重賞でも好走したように充実著しいジュビリーヘッド、前走は不利が重なったプルパレイ、洋芝巧者のヴァトレニが上位候補か。
 

日曜日
1Rベルウッドツクバ ☆☆☆
 前走は逃げた勝ち馬が渋太かったこともあり2着惜敗も、2戦連続で2着と芝の短距離で安定してきた印象。低調になりつつある今の未勝利のメンバーなら、今回も上位争い可能。前走は距離短縮で変わり身を見せたショウナンラブリー、前走はゴール前で不利があったオマツサマ、近走堅実なラミアヴォータが強敵か。

4Rキスアンドテル ☆☆
 イレ込みやすい気性で滞在競馬は合っており、中間の動きも軽快。前走は出遅れが応えたが、スタートを決めて持ち前の渋太さを生かせば上位食い込みがあっても。前走は勝負所で包まれる不利があったベッラアルバ、器用さがあるシャノワール、初出走だが動きが目立つマカンマカンが上位候補か。

5Rメイショウギシオー ☆☆
 もう一追いが理想だが、順調に乗り込まれ最終追い切りでは年上馬相手に楽に先着。低調な今回のメンバー構成なら上位争いは十分可能。好仕上がりでスタートセンスも良いコズミックコール、前向きな走りをするオボロヅキヨ、洋芝向きのパワフルさがあるフルコンタクトが上位候補か。

7Rメイレンシュタイン ☆
 1勝クラスでは4戦して9着が最高着順。一叩きされた効果で、少しでも前進があればいいが…。相手なりで堅実なフィレンツェ、前走は直線で捌けず脚を余したタイラーテソーロ、長くいい脚を使えるシングマイハートが上位候補か。

8Rリアルシング ☆☆☆
 2走前はスタートで躓く不利があり10着だったが、スムーズだった前走で2着と変わり身。実績通り小回りも合っており、今回も上位争い可能。減量騎手起用でもう一押しを狙うロードヴァレンチ、地力上位で小回りも合うフームスムート、小回り向きの先行力があるバルムンクが強敵か。

9Rマジカルステージ ☆☆☆
 昨年の春に、オークス3着ハギノピリナや、エリザベス女王杯2着ステラリアと差のない競馬をしてきた実績馬。長期休養明けを2回使って更に状態が上向いている印象。前走3着と現級にメドも立っており、今回も上位争い可能。近走安定しているリンフレスカンテ、充実著しいカフジアスール、鞍上と手が合うスズカノロッソが強敵か。

10Rアルムブラスト ☆☆
 前走は7着だったが、去勢明けで勝ち馬と0秒3差なら上出来の内容。入念に乗り込まれて仕上がりは良く、パワータイプで洋芝も合いそう。ハンデ戦なら上位食い込みがあっても。現状1200メートルがベストのソウテン、1200メートルで軌道に乗ったグランアリエル、前走はスタートで不利があったアスクキングコングが上位候補か。

12Rアヴァノス ☆☆
 前走は内を上手く立ち回るも、前が開かずに不完全燃焼。現級でも過去に好走歴があり、スムーズなら上位食い込みがあっても。距離短縮で前走変わり身を見せたバンデルオーラ、末脚堅実なエスオーライアン、芝2戦目で粘りが増しそうなケヴィンズクロスが上位候補か。


<山崎啓介>
1982年生まれの北海道出身。2007年に専門紙「一馬(現・優馬)」に入社。美浦の想定班で、若手の調教師、騎手との繋がりが深い。現在も「優馬」のホープとなるべく、日々勉強中。

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム