【田井】秋競馬“快”幕!セントウルS1点に絞って会心WIN5

2022年9月15日 10:00

 ▼木曜日のテーマは競馬。前週に高配当をヒットした記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを検証する。秋競馬の開幕週を飾ったのは田井秀一記者。配当は2万9040円と低めだったが、得意とするWIN5を見事に仕留めた。セントウルSを◎メイケイエール1点に絞った、馬体派ならではの会心の予想だった。

 ほぼ毎週参加しているWIN5。対象5レース目の京成杯AHでファルコニアが勝った瞬間、妻にLINEで“WIN5獲ったし来週は焼き肉でもいこか”とメッセージを送ったものの…勇み足。肝心の配当は3万円にすら届かず、元手の1万2000円を差し引いたら赤字の危機…。

 WIN5の予想プロセスは、約193万円を的中した1月に当欄で紹介済み。簡単におさらいすると、(1)荒れないレースは徹底的に絞る、(2)荒れるレースは惜しまず手を広げる、(3)「完勝か惨敗か」タイプは押さえる。中でも、継続的に購入するために重視しているのは(1)。1番人気が4勝した今回は点数さえ広げれば誰でも当てられる決着なわけで。いかに少ない点数で取れるかが重要。平均で100点前後、多くても120点に抑えることは自分に課している。

 そういう意味では1点に絞ったセントウルSは会心。◎メイケイエールを倒せるとすれば、スプリント能力が未知数だった○ソングラインなのは異論のないところ。どうしても2点にしたくなるところだが、◎の進化を信じ切れた。典型的なスプリンターの骨格を有しながら細身に見せていた春までのメイケイエール。折り合いも改善した今、あとは骨格に見合った筋肉がつけば完全無欠になると思っていたが、栗東の精鋭記者の週中のリポートによれば、「乗った瞬間から違うと感じました。芯が入ってきました」(池添)、「体つきは幅が出て張りもあります」(荻野助手)。もちろん自分で調教映像はチェックしているが、栗東から出た記事やカメラマンさんの写真も背中を押してくれた。というのも2場開催だと、メインレースの馬体重が発表(メイケイエールは14キロ増だった)される前にWIN5の発売が締め切られるので、事前取材の情報がより重要性を増してくる。

 買い目1点のレースをつくれたため、荒れる余地があった中京10Rは5点(印で5番手のクロジシジョーV)、中山11Rは4点(同4番手のファルコニアV)と目いっぱいに手を広げられた。馬体派を自称する以上、絶対能力の比較が予想の軸。堅いレースの判断には自信がある。日曜紙面掲載のWIN5の買い目に関しては、競馬担当になってから4年連続でプラス収支なので、少しは参考にしていただいて大丈夫だと思います。 (田井 秀一)

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