サイバーナイフ引退花道飾れるか

2023年1月26日 05:30

 総賞金300万ドル(約3億9000万円)のG1ペガサスワールドC(ダート9F)が、今週土曜日(28日)に米国フロリダ州のガルフストリームパークで行われる。

 フルゲートの12頭立てとなった中、モーニングライン(主催者発表のオッズ)で3・5倍の1番人気に推されているのが、10番枠からの発走となるサイバーナイフ(牡4)だ。3歳だった昨シーズン、G1アーカンソーダービー、G1ハスケルSという2つのG1を制した他、G1トラヴァーズS2着、シーズン最終戦となったG1BCダートマイル2着などの実績を残したのがサイバーナイフだ。今年の春からケンタッキーのスペンドスリフトファームで種牡馬入りすることが決まっており、ここが現役ラストランとなる。サイバーナイフの父ガンランナーは、ラストランとなった18年のこのレースを勝って種牡馬入りしたが、父同様に自ら引退の花道を飾れるかどうかが注目されている。前走チャーチルダウンズのG1クラークSを制しG1初制覇を果たしたプロクシー(牡5)、同コース・同距離のG1フロリダダービー勝ち馬ホワイトアバリオ(牡4)などが、強敵になると見られている。 (競馬評論家)

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