ディープインパクト最終世代の英3冠に期待

2023年3月30日 05:30

 昨年10月にドンカスターで行われたG1フューチュリティトロフィー(芝8F)を制した、アイルランド生まれのディープインパクト産駒オーギュストロダン(牡3)の今季初戦が5月6日にニューマーケットで行われるG12000ギニー(芝8F)となることが確定した。同馬を管理するA・オブライエン調教師が、27日に拠点のバリードイルで催したメディアデーで明らかにしたものだ。

 オブライエン師は今年の同厩舎における3歳世代は非常に水準が高いとした上で、その筆頭格としてディープインパクト産駒最終世代の1頭であるオーギュストロダンを指名。6月3日にエプソムで行われるG1英ダービー(芝12F6ヤード)の前売りで断然の1番人気に推されている同馬について、1970年のニジンスキー以来53年ぶりとなる3冠達成の可能性もあると語った。

 オーギュストロダンは25日の土曜日、同厩の19頭とともに競馬開催が行われていたカラ競馬場に輸送され、全レース終了後に7Fの追い切りを敢行。ウェイン・ローダン騎手が乗ったオーギュストロダンは集団の先頭でゴールポストを駆け抜け、順調に冬を越したことをアピールしている。 (競馬評論家)

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