世界最高賞金で香港ブーム加速

2023年5月11日 05:30

 12月にシャティン競馬場で行われる香港国際4競走の賞金が、昨年からそれぞれ200万香港ドルずつ上乗せされ、4競走合計で総賞金1億1800万香港ドル、日本円にして約20億4000万円(レートは10日現在)という超豪華な開催となることが明らかになった。主催する香港ジョッキークラブが8日に発表した。

 発表によれば、香港スプリントが総賞金2600万香港ドル(約4億5000万円)、香港マイルが3200万香港ドル(約5億5000万円)、香港カップが3600万香港ドル(約6億2000万円)。G1に格付けされた芝の1200メートル、1600メートル、2000メートル戦としては、いずれも世界最高賞金競走になるとしている。有馬記念を目指す馬たちは日本に残るものの、1200~2000メートルのトップホースは、12月になると香港を目指すという流れが、ますます加速することになりそうだ。

 また香港ジョッキークラブは、総賞金1300万香港ドル(約2億2400万円)となる24年3月のクイーンズシルヴァージュビリーCも、G1格付けを与えられた芝1400メートル戦としては世界最高賞金競走としている。(競馬評論家)

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