張月勝氏の競馬組織ユーロン・インヴェストメンツ社 豪州で抜群存在感

2024年3月28日 05:30

 日本でも馬主免許を保持する張月勝氏の競馬組織ユーロン・インヴェストメンツ社が、23日に豪州のローズヒルで行われた開催で抜群の存在感を示した。

 世界最高賞金の2歳戦G1ゴールデンスリッパー(芝1200メートル)は、レディオブキャメロット(牝2)が勝ちコールマン(牡2)が2着に入ったが、勝ち馬の父リトゥンタイクーン、2着馬の父ピエラータはいずれもユーロンスタッドけい養種牡馬だ。また、G1ジョージライダーS(芝1500メートル)を制したヴェイト(牡3)はユーロンスタッドの生産馬。さらに、G1ランヴェットS(芝2000メートル)は、G1プリティポリーS勝ち馬で、昨年のタタソールズ12月市場にて270万ギニー(当時のレートで約5億3874万円)で同社が購買し豪州に移籍させたヴィアシスティーナ(牝6)が優勝。2着に入ったのが、G1オペラ賞勝ち馬で、昨年のアルカナ12月市場にて402万5000ユーロ(当時のレートで約6億2862万円)で同社が購買し豪州に移籍させたプラスデュキャルゼル(牝5)だった。大きな投資で組織を急拡大させてきたユーロンが、いよいよその真価を見せ始めたようだ。 (競馬評論家)

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム