10F開催で好メンバー集結のベルモントSに注目
2024年6月6日 05:30 わずか5週の間に3レースすべてを施行するのが米国における3歳3冠で、土曜(8日)には早くも、最終戦となるG1ベルモントSの開催を迎える。
今年のベルモントSは、例年と競走条件が大きく異なる。まず、いつもの舞台であるベルモントパークが改修工事のため閉鎖中で、同じニューヨーク州にあるサラトガに場所を移しての開催となる。さらに、例年は距離12Fで争われるのがベルモントSだが、今年は距離10Fで争われる。1冠目のG1ケンタッキーダービー(ダート10F)を制したミスティックダン(牡3)、2冠目のG1プリークネスS(ダート9.5F)を制したシーズザグレイ(牡3)がいずれも出走を予定している他、ケンタッキーダービーが鼻差の2着だったシエラレオーネ(牡3)が参戦。さらには、ここまで2戦2勝という新興勢力のマインドフレーム(牡3)がここに加わる。これだけ好メンバーになった背景には、距離10Fという設定が大きく関わっていると、関係者は見ている。サラトガを舞台としたベルモントSがどのような雰囲気で行われ、どんな決着となるか。アメリカ競馬から目が離せない週末になりそうだ。 (競馬評論家)
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