英G1ジュライCは若きスプリンター対決に注目

2024年7月11日 05:30

 英国競馬の夏を彩る「ジュライ・フェスティバル」が11日から13日までニューマーケットのジュライコースを舞台に開催される。メインは13日に英国における夏の短距離王を決めるG1ジュライC(芝6F)だ。

 注目は3歳世代のヴァンディーク(牡)。2歳時は4戦してモルニー賞(芝6F)、ミドルパークS(芝6F)と2つのG1を含む無敗4連勝。今季の短距離路線を背負って立つことが期待された。ところが、今季初戦のG2サンディレーンS(芝6F)で3着に敗れて連勝ストップ。その後、今季前半の大目標としていたロイヤルアスコットのG1コモンウェルスC(芝6F)は血液検査の結果が芳しくなく直前で回避。立て直しを図って出走するここは真価を問われる。最大の敵と言われているのは同じ3歳世代のイニシェリン(牡)。ヴァンディーク不在のコモンウェルスCを2馬身1/4差で快勝しての参戦となる。週末は英国における若きスプリンター同士の対決に注目したい。(競馬評論家)

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