熱戦期待!!メルボルンC出走予定ワープスピード

2024年8月29日 05:30

 高木登厩舎のワープスピード(牡5)が、この秋はオーストラリアでG1コーフィールドC(芝2400メートル)からG1メルボルンC(芝3200メートル)に転戦することが発表された。メルボルンCの登録締め切りは9月3日で、肝心要のハンデキャップも未発表だが、オーストラリアや欧州のブックメーカーは既に前売り馬券の発売をスタートさせている。

 地元オーストラリアのブックメーカー各社が12倍前後のオッズを掲げて1番人気に推すのがサークルオブファイア(牡4)だ。英国生まれで、生産したのは故エリザベス女王という同馬。祖国で6戦1勝の成績に終わった後、23/24年シーズン後半からオーストラリアに在籍。現地における4戦目となったG1シドニーC(芝3200メートル)を制し、オーストラリア長距離路線の最前線に躍り出た。

 一方、欧州のブックメーカーがオッズ9~11倍の1番人気に推すのが、14着に終わった昨年の雪辱を期すべく2度目の参戦を目指すアイルランド調教馬ヴォーバン(セン6)だ。23日にヨークで行われたG2ロンズデールC(芝16F56ヤード)を快勝。上昇気流に乗っての遠征となる。スタミナ自慢のワープスピードにとって、メルボルンCはまさに適鞍だ。個性を生かした健闘を期待したい。 (競馬評論家)

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