障害界の快挙 愛国マリンズ師が最優秀監督賞受賞
2024年12月19日 05:30 アイルランドの伯楽ウィリー・マリンズ師が、15日夜に発表されたRTEスポーツアワーズで「マネジャー・オブ・ジ・イヤー(最優秀監督賞)」を受賞した。RTEスポーツアワーズとは、公共放送局であるアイルランド放送協会(RTE)が制定している、同国のスポーツ界における年間表彰だ。1985年に創設され、今年で40回目を迎えた。ちなみに前年の受賞者はラグビーのアイルランド代表でヘッドコーチを務めたアンディ・ファレル氏だった。
競馬関係者ではエイダン・オブライエン師が、年間G1最多勝記録(28勝)を樹立した17年に受賞している。マリンズ師は23/24年シーズンに、自国だけでなく隣国英国でも障害リーディングのタイトルを獲得。愛国を拠点とした調教師が英国の障害リーディングを獲るのは、53/54年シーズンのヴィンセント・オブライエン師以来70年ぶりの快挙で、その功績が認められての受賞となった。マリンズ師は、「私自身にとっても、競馬界全体にとっても、喜ばしいこと」とコメントしている。(競馬評論家)