仏ファクトゥールシュヴァルのダート初挑戦注目

2024年11月14日 05:30

 芝平地シーズンがほぼ終了した欧州から、トップホースたちの来季の動向についてさまざまな話題が聞こえてきている。引退して種牡馬や繁殖牝馬となる馬から来季も現役に残る馬まで、それぞれの進路が明らかになってきた中、興味深い発表があったのがフランスのファクトゥールシュヴァル(セン5=レニエ)だ。

 健康な騙馬ゆえ来季も現役続行となったが、25年最初の目標が1月24日にドバイで行われるG1アルマクトゥームチャレンジ(ダート1900メートル)になることが明らかになったのだ。実現すれば、同馬のドバイ遠征は今年に続いて2度目。今年3月にはG1ドバイターフ(芝1800メートル)に出走して優勝している。

 3歳夏から重賞戦線に顔を出すようになった同馬は、23年のG1サセックスS2着、23、24年のG1クイーンエリザベス2世S2着など、芝マイル路線のトップホースとして活躍してきた馬である。ここまで17戦は全て芝のレースだが、いつかはダートを試したいとの考えを陣営は持っており、これを年明け早々に実行することになったものだ。25年の世界の競馬は1月から、見逃せない戦いが展開されることになった。(競馬評論家)

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