【皐月賞】ガロア極上切れ上昇!サリオス陣営も意識
2020年4月16日 05:30 【G1ドキュメント・美浦=15日】東の横綱サリオスの共同会見を聞いていた高木が反応したのが、ライバルについて問われた質問だ。その場にいた誰もが、初対戦のコントレイルとの力関係を気にしたが、上原助手は「コントレイルはもちろんですが、サトノフラッグにガロアクリーク。強い馬はたくさんいる」と分析。“3強”以外に名前が挙がったガロアクリークに思わずピクリ…。同助手の父がガロアを管理する上原師という背景はあるが、確かにこの日の追い切りも抜群に動いていた。
ヒューイットソンを背にWコースでの最終リハ。ウインガナドル(6歳3勝クラス)を力みなく追いかけて直線へ。内に進路を取ると、前走・スプリングSでも見せた剛脚に火が付いた。併走馬を一瞬で抜き去ると、1馬身先着。馬なりのままで見せた極上の切れ味で、見る者全てに鮮烈なイメージを植え付けた。ヒューイットソンは「本当に素晴らしい動き。毎週、乗るごとに良くなっている。テンがゆっくりでも折り合えていてメンタル的な成長を感じる」と大絶賛だ。
父は名スプリンターのキンシャサノキセキ。それでもデビュー戦(1着)は2000メートルだった。上原師は「体が柔らかいし、トビがゆったり大きいので長いところが合うという感触があった」と説明。常識にとらわれないG1トレーナーが早くから見いだしたその素質。「(自身が所属する)南アフリカだったら一番になれる馬。皐月賞は凄いメンバーだけど勝つことも可能だと思っている」とヒューイットソンの鼻息も荒い。美浦からオススメしたい穴馬だ。