【赤松賞】アカイトリノムスメ 母娘制覇!アパパネと同じ2戦目から連勝 国枝師「センスいい」

2020年11月23日 05:30

<東京9R・赤松賞>レースを制した横山武騎乗のアカイトリノムスメ(右)(撮影・西川祐介)

 母の軌跡をたどる良血が羽ばたいた。東京9R、2歳牝馬1勝クラスの赤松賞は、10年牝馬3冠アパパネの娘のアカイトリノムスメが1番人気に応えて快勝。直線で馬群を割って鋭く抜け出した。初コンビの横山武は「調教から素質を感じていたが、まだ線が細く非力。コーナーでは左にモタれて走っていた。それでいてこれだけのパフォーマンス。完成は先だけど、いい馬です」と舌を巻いた。

 2戦目V後に赤松賞を連勝したのは母と全く同じ。次走は母も向かった阪神JF(12月13日、阪神)が視野に入るが、国枝師は「次は馬の様子を見てから。無理するつもりもない」と参戦には慎重。「お母さんは既にこの時期でパワー十分。馬体もブリッとしていたが、それに比べるとまだまだ」と冷静だ。

 それでも「センスが良くて長くいい脚を使う。一つずつ課題をクリアしてるから楽しみだよ」と期待は大きい。夢は母娘での3冠制覇。来春へ夢が膨らむ快勝だった。

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