【ジャパンC】コントレイル 馬なりで13秒1「もう一段状態は上がってきている」
2020年11月23日 05:30 「第40回ジャパンC」(29日、東京)に出走する無敗3冠馬コントレイル(牡3=矢作)と、史上初の牝馬無敗3冠デアリングタクト(牝3=杉山晴)が日曜追い切りを行った。あと6日に迫った8冠馬アーモンドアイ(牝5=国枝)も含めた“世紀の一戦”へ向けて、各馬が着々と歩みを進めていく。
夜も明けぬ午前4時すぎ、コントレイルは角馬場で入念に体をほぐしてCWコースに姿を見せた。
ゆっくりと1コーナーから2コーナーへ。無駄な動きは全く見せない。向正面から徐々にピッチを上げていく。半マイルから時計を出し、馬なりで4F59秒6~1F13秒1をマーク。担当の金羅助手が上昇ムードを口にする。
「直線だけ伸ばすつもりでやりました。動きは良かったですね。息遣いも凄く良かった。1週前追い切りの時よりも、もう一段状態は上がってきています」
18日の1週前追い切りはCWコースで併せ馬を行った。6F81秒8~1F12秒1と時計面では申し分なかったものの、相手に半馬身後れをとった。矢作師は「もう一段、上げていければ」と話していた。思い描いていた通り、大一番へ向けて着実に前進しているコントレイル。
ダービー1週前の日曜もCWコースで追い切った。半マイルから4F58秒4~1F13秒5。栗東トレセンは日曜と火曜は左回りで調教が行われる。今回も左回りの東京を想定しながら、同じようにメニューをこなした。「CWコースに入れたのは左回りの確認です」と同助手は語る。調整は順調に進む。注目のジャパンC最終追い切りは、25日に行われる予定だ。