チュウワウィザードは2着 戸崎「またリベンジしたい」 ドバイワールドC

2021年3月28日 10:55

チュウワウィザード

 ダートの世界最高峰レースである「ドバイワールドカップ」が27日(日本時間同日深夜)、メイダン競馬場で行われた。日本から挑戦したチュウワウィザード(牡6=大久保)は惜しくも2着に敗れた。勝ったのは勝ったのはゴドルフィン所有の米国馬ミスティックガイドだった。

 スタートを決めたチュウワウィザードは、好位4番手を確保。勝ち馬を見ながら内ラチ沿いで脚をためた。直線は早々と先頭に立った勝ち馬には及ばなかったが、しぶとく末脚を伸ばし内で粘るハイポセティカルを捉えて浮上。最後は外伸びたマニークールの追い上げをしのいで連対を確保した。

 前走サウジC9着から見事な巻き返し。敗れはしたが、ドバイワールドCでの日本馬連対は、11年のヴィクトワールピサ―トランセンドのワンツー以来、10年ぶりの快挙。当時はオールウエザーコースでの開催。旧ナドアルシバ競馬場で開催された01年にトゥザヴィクトリーが2着に入っているが、メイダン競馬場のダート開催では初の連対となった。

 騎乗した戸崎は「前回よりも追い切りの動きも良く感じましたし、力を見せてくれて良かったです。発走まで待たされましたが逆に落ち着きが出て、スタートを上手く切って本来の競馬ができました。良いペースでついて行って、最後もしっかり伸びているので、またリベンジしたいです」と愛馬の健闘を称えた。

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