【中山記念】藤沢和勢万全!34年間の集大成、最後まで“イズム”貫き馬なり調整

2022年2月24日 05:30

報道陣のあいさつに右手を挙げ応える藤沢和師(撮影・郡司 修)

 藤沢和厩舎の34年間を締めくくる最後の追い切りも馬なりだった。中山記念には3頭出し。今春から繁殖入りするため藤沢和師と共に引退するコントラチェックが芝コースで心地よくストライドを伸ばしていく。「単走でもやる気満々だな。体調も良さそうだ」。蛯名正新調教師と共に調教スタンドの屋上から動きを追ったレジェンドの表情が緩む。牝馬は余力のあるうちに牧場へ返すのが調教師の本分。子づくりという大仕事が待っているから。そんな藤沢イズムも最後まで貫かれた。「相手は強いが、得意の中山なら頑張ってくれるんじゃないか」と語ったように中山で重賞全3勝。1200メートルのオーシャンSから1600メートルのターコイズS、1800メートルのフラワーCまで距離不問で喜々として駆け上がった直線の急坂が引退の花道だ。

 ゴーフォザサミット、レッドサイオンはWコースで併せ馬。2馬身後方から併入したサイオンが手応えで優勢だった。藤沢和師は「ゴーフォザサミットは去勢明けでまだ余裕があるけど、昨年(4着)はマサヨシ(当時騎手の蛯名正師)の引退レースで頑張った。俺の引退でも頑張ってほしい」と笑顔。「私のシーズンはこれで終わるが、レッドサイオンを含めて転厩する馬たちは暖かくなるこれからいいシーズンを迎えてほしい」と締めくくった。

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