【桜花賞】藤岡父子(3)アルーリングウェイで今週こそ

2022年4月8日 05:30

洗い場でリラックスするアルーリングウェイ (撮影・亀井 直樹)

 【G1ドキュメント・栗東=7日】先週、大阪杯の調教独断で新谷がS評価をつけたジャックドール(レース予想でも◎)の初G1挑戦はほろ苦い5着に終わったが、この経験を糧に秋の復帰を待ちたい。水曜夜はいつも通り、追い切りVTRをチェック。今週も藤岡厩舎のアルーリングウェイの走りに魅了された。

 木曜朝、調教が落ち着いた時間帯に藤岡厩舎へ。最終追いは藤岡佑を背にCWコースで前半からリズム良く飛ばして、ラスト1F11秒6!(6F81秒3)。体を大きく弾ませ、四肢がしっかり伸びて雄大なフォームが印象的だった。調教を担当する影山助手は「予定より(時計が)速くなったけど、力強く動けていた。追い切った後も何の問題もなく順調。カイバもしっかり食べているし、状態はいい」と太鼓判を押す。

 前走・エルフィンSでマイル初起用。メンバー2位タイの上がり3F34秒8で2番手から力強く抜け出した。影山助手は「前めにつけて最後もいい脚を使った。スピードがあって、その脚が持続できるのがいいところ」と強みを口にした後「調教でもレースでも引っ掛からない。きょうだいは短距離向きが多いけど、距離は柔軟に対応できそうなタイプ」と分析する。

 前走後は放牧でじっくりとリフレッシュ。入念に調整を積まれてきた。「体重はそれほど変わっていないけど、いい体になってきた」と報告した上で「これからまだまだ良くなってきそう」とさらなる成長を思い描いていた。今週こそ!引き続き藤岡父子タッグに注目したい。

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