【小倉記念】カテドラル 復活団野と再び強襲

2022年8月11日 05:00

 【東西ドキュメント・栗東=10日】周囲が気づかない舞台裏の白星だった。団野にとって先週挙げた土曜新潟の2勝は胸に染みるもので、2Rのクリーンジーニアスは遅まきながらの快気祝い。落馬で左足の踵(かかと)を骨折して6月11日に戦列復帰して以降、約2カ月も勝ち星から見放されていたのだ。待望の白星に「これほど時間がかかると思いませんでした」と本音を吐露。「1勝の重みを改めて肌で知ることができたのは自分にとって良かったと思います」と続けた。すぐさま4Rで勝利に導いたサニーバローズは自厩舎で、それも父・勝助手の担当馬。「オヤジと口取りで並んだのはボクの初勝利(19年3月17日、タガノジーニアス)以来。やっぱりうれしかったです」と父子タッグのVだったことを記者の菱田に向かって教えてくれた。

 今週、小倉記念の騎乗馬カテドラルはテン乗りだった前走の中京記念が後方から強襲2着。「あの位置で腹をくくりましたが、ラストの脚はイメージ通り」と末脚が武器だと強調。団野自身が仕上げる今日の木曜追い切りは要注目だ。

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