【ローズS】サリエラ 好反応で強烈伸び!良血権利獲りへラスト1F11秒1
2022年9月15日 05:30 2戦2勝のサリエラが実戦さながらの最終追いでアピールだ。Wコースでフィアスプライド(4歳3勝クラス)を2馬身追走して内へ。直線では後ろにいた僚馬2頭も一瞬内から迫りそうな勢いになった。それでも慌てず騒がず。ひるむことなくスッと伸び、5F67秒7~ラスト1Fは11秒1(強め)と強烈な伸び。外のフィアスと楽々併入した。
国枝師は「後ろの組(2頭)が速くなって、それに反応して、しまいは11秒1。十分でしょう。元々、ピリピリした馬でないけど、だいぶピリッとしてきた」と穏やかに語った。
全姉に20年有馬記念2着のサラキア、半兄に19年朝日杯FS優勝馬サリオスがいる良血馬。古馬初挑戦の前走1勝クラスは上がり3F32秒9という異次元の切れで後方一気を決めた。指揮官は「向こう(中京)に輸送して、当日は426キロ(前走422キロ)あたりかな。馬体重は休養前とそんなに変わらないと思う」と現況を説明。「競馬に行っていいね。前走は後ろからだったが、ある程度、流れに乗った競馬を。あとは天気。ディープの子らしい軽い走りをするから良馬場で走らせたい」。下り坂の予報に気をもみながら、無敗進撃を託した。