【阪神JS】黒岩が仕上げるホッコーメヴィウス
2022年9月15日 05:00 【東西ドキュメント・栗東=14日】障害重賞の阪神ジャンプSで主役を張るホッコーメヴィウスが前走・新潟ジャンプSを勝った時にスポットライトを浴びたのはデビュー21年目で初の重賞勝利となった黒岩だった。
悲願成就を喜ぶ関係者、ファンは多くいて記者の菱田もその一人だった。なぜならコロナ禍以前に飲食の席を共にした時に彼の人柄の良さに触れ、トーク力に引きずり込まれたからだ。
この日、ホッコーメヴィウスの追い切りで「順調です」と好感触を伝えようとする間も、次から次に騎手仲間がイジろうと割って入るから黒岩の人柄は推して知るべしだ。「本来なら騎手は周りから“うざっ”と面倒くさがられてもいいんでしょうね。他の騎手は早い段階でそういうステップを踏んでいるけど、ボクはその部分が甘かった」と自己分析もする。
「中京は直線に2個、置き障害があったり新潟以上にタフ。ただ、先行できるので脚質的には合っていると思う」が今回の見通し。黒岩はレシピ通りの料理が趣味だから阪神ジャンプSも描いたレシピ通り?に完成品をファンに提供するに違いない。