9月5日に米チャーチルダウンズ競馬場で行われるG1ケンタッキーダービーへ向けた、第5回フューチャーウェイジャーが6月26日から28日の3日間にわたって発売され、北米の精鋭に交じって前売りリストに名を連ねたカフェファラオ（牡3＝堀）がオッズ15・9倍で個別の馬では5番人気に支持された。

　フューチャーウェイジャーとは主催者がケンタッキーダービーの有力候補と認めた22頭が1番枠から22番枠に割り振られ、その他の牝馬が23枠、その他の牡馬が24枠にそれぞれフィールドされて、24頭立ての競馬を想定。3日間限定で単勝馬券を発売し、日本でもおなじみのパリミュチュアル方式で配当金額が算出される、ケンタッキーダービー特有の前売り馬券である。21日に東京で行われたG3ユニコーンSにおける快勝ぶりは米国の競馬メディアでも大きく報じられており、コロナ禍で海外からの参戦は容易ではないことを承知の上で、カフェファラオの単勝馬券を買った競馬ファンが米国に多数いたのである。ちなみに1番人気に推されたのは、20日に行われたG1ベルモントS（ダート9F）を快勝したティズザロウ（牡3）で、オッズは3・2倍となっている。（競馬評論家）