サウジC連覇でミシュリフ最高賞金獲得馬に?

2022年2月24日 05:30

 26日に行われる総賞金2000万ドル(約23億1580万円)の世界最高賞金競走G1サウジC(ダート1800メートル)を取材するために、21日からリヤドに入っている。

 筆者と同じ21日に決戦の舞台となるキングアブドゥルアジーズ競馬場に到着したのが、昨年に続くこのレース連覇を目指す英国調教馬ミシュリフ(牡5)だ。昨年のサウジC後は芝のレースばかり5戦し、2つのG1を制した同馬だが、早くからここを今季の始動戦と決め入念に調教を積まれてきた。出国直前の17日には拠点のニューマーケットからオールウェザートラックのチェルムスフォード競馬場に輸送され、サウジCと同日のG3ネオムターフCに出走予定のハロヴィアン(セン6)と併せ馬で追い切られ、実質的な最終調整を終えている。

 ここを勝てば、デビュー以来の通算収得賞金がポンドに換算して1800万ポンド(約28億800万円)になり、33連勝を達成した豪州の名牝ウインクスを抜いて、歴代最高賞金獲得馬の座に上り詰めるのがミシュリフだ。同競走の日本代表馬テーオーケインズ(牡5)、マルシュロレーヌ(牝6)ともども、そのレースぶりにぜひご注目いただきたい。(競馬評論家)

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