【渡辺】「展開」と「適性」読み切って 馬単8万2660円!

2022年4月14日 10:00

 ▼木曜日のテーマは競馬。前週に高配当をヒットした記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを検証する。先週は土曜の阪神12Rで1着の9番人気エイユーストロングに◎、2着の11番人気エヴァンにも△を打ち、馬単8万2660円を的中した渡辺雄人記者がヒーロー。前走で最下位16着だった馬をなぜ本命に推せたのか。また、2桁続きの馬に印を回せたのか。その理由を聞こう。

 4月からコラムが常設化。その名も「渡辺雄人の言う通り!!」。1月から競輪との二刀流記者としてデビューし、4カ月でレギュラーの座をつかんだ(のか?)。だが、ここがゴールではない。オッと思わせる予想をして、読者の皆さんの財布に貢献しなければならない。ますます精進したい。

 予想のマイルールを披露しよう。「展開」と「適性」だ。

 このレースも、まずは展開考察から入った。前走で逃げているのは?エイユーストロングとタガノペカ。どちらが逃げてもゆったり流れそうだ。前有利。エイユーがタガノより内の枠を引き、主導権を取れそうだ。

 エイユーは逃げれば強い。4角先頭なら【2011】だ。逃げられなかった時は馬券圏内なし。過去3度騎乗している和田竜なら、頭にインプット済みだろう。

 適性からも推せそうだ。エイユーは過去8戦で、2勝がともに良馬場。3着が1度あって、やや重。重と不良馬場では5戦全て馬券圏外だった。分かりやすい。良馬場専門タイプなのだ。パワーを生かせる馬場で、逃げれば通用する。9番人気?関係ない。迷わず本命を打った。

 そして△エヴァンが2番手から2着に踏ん張って高配当をプレゼントしてくれた。同馬は小豆島特別こそ出遅れて流れに乗れなかったが、1勝クラスを制した中京での一戦は2番手からの抜け出し。スタートを決めれば好位で立ち回ることは可能とみた。期待に応えてくれた。

 「3着(アッティーヴォ)を入れていれば3連単93万円だった」と言われた。そうかー、とは思ったが不思議と悔しさはない。なぜなら描いた「展開」にハマっていない馬だから。ただ1頭、中団から追い込んで馬券圏内に突っ込んだが、予想の過程、マイルールから外れていた以上は仕方ない。それ以上にマイルールが崩れる方がマイナスだ。

 ただ、そんな意地を張っている時点で、まだ甘いのかもしれない。先輩方なら「展開」で2頭を仕留めつつ、3着馬にも印が回っていたのだろうか…。迷いつつ、悩みつつ、さらに馬券道に真剣に向き合っていきたい。 (渡辺 雄人)

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