米ダービー馬とオークス馬の対決あるか

2022年5月12日 05:30

 先週末にケンタッキーダービーが終了したばかりの米国だが、2冠目となるプリークネスSの開催が、来週末(21日)に迫っている。現地オッズで81・8倍という、レース史上2番目となる大穴でケンタッキーダービーを制したリッチストライクは、レース翌日の朝に、チャーチルダウンズ競馬場から、管理するエリック・リード調教師がレキシントンに持つマーキュリー・エクワイン・センターに移動。ここで調整された後、レース当該週にピムリコ競馬場に入り、2冠制覇に挑む予定だ。ダービー上位組では、4着のシンプリフィケーションも早々にプリークネスS参戦を表明している。

 ダービー組以外で参戦が取り沙汰されているのが、前日に行われたケンタッキーオークスを制した牝馬のシークレットオースだ。同馬を管理するD・ウェイン・ルーカス調教師は「あと数日、馬の様子を見てから決めたい」と言いつつ、プリークネスS参戦を否定していない。牝馬によるプリークネスS制覇は、20年のスイススカイダイヴァーなど、過去6頭が達成している。ダービー馬とオークス馬の対決が見られるかどうか、シークレットオースの動向に注目が集まっている。(競馬評論家)

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