【寺下】穴リストの本領!10番人気V見極め最高の夏の締めくくり

2022年9月8日 10:00

 ▼木曜日のテーマは競馬。前週に高配当をヒットした記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを検証する。夏競馬の締めくくり新潟記念で馬単5万7930円を◎△でヒットしたのは寺下厚司記者。近走不振、距離延長が嫌われて人気を落としていたカラテが10番人気V。厩舎取材と的確なデータ分析から実力馬の激走を見極めた。

 終わり良ければ全て良し。夏競馬ラスト重賞の新潟記念は◎カラテから勝負した。1日付の栗東ドキュメントでも取り上げたが、まず調教の動きが抜群。坂路で前にいた僚馬2頭をあっさりパス。ダイナミックな脚さばきで駆け上がり、調子の良さが伝わってきた。
 ただ、気になっていたのが芝2000メートル戦への起用だ。ここ2年はマイル戦を中心に使われていた。定年解散となった高橋祥厩舎からの転厩3戦目での路線変更。その意図について、辻野師に聞くと「高橋先生も“そのうちマイルは厳しくなる”とおっしゃっていました。厩舎に来た時からマイルは短いかなという印象もあったし、中距離の方が良さそう」とのジャッジだった。
 この時点で重い印を打つことは決めていた。本命馬にチョイスした最後の決め手は金曜に決まった枠順((6)番)。新潟記念の狙える穴馬として必須要素の“1桁馬番”をゲットした。
 新潟記念は過去10年で3連単6桁配当が6回。その年に馬券に絡んだ計18頭のうち14頭が1桁馬番だったのだ。馬場の荒れている最終週で外枠有利のイメージが強いが、馬券的には内めの枠が狙い目だと思った。
 10番人気だったカラテは道中、中団の真ん中あたりを追走。馬場の悪い内を避けながら、距離ロスを最小限に抑える最高のポジションだった。直線に入っても、そのまま馬場の真ん中を通って抜け出し快勝。ただ2&3着には“想定外”の外枠勢が続いた。3年前の覇者ユーキャンスマイルは外枠(17)番でも押さえの△を回していたため、かろうじて馬単はヒット。5万7930円の配当に救われた。
 新潟記念の直前に行われた小倉2歳Sは◎シルフィードレーヴが11番人気ながら3着激走。こちらはスポニチ競馬Web限定の「マジ買う」のコーナーでプッシュした。14年以降、小倉2歳Sで2桁人気は14年1着オーミアリス(15番人気)、16年2着ダイイチターミナル(10番人気)、18年2着アズマヘリテージ(13番人気)が連対。これら3頭の共通点は14頭以上が出走したレースを勝ち上がっていた。キャリアの浅い2歳戦で多頭数を経験しているのはアドバンテージになる。推奨馬も14頭立ての新馬戦を勝ち上がっていた。
 スポニチ競馬名物企画の記者的中ダービーは夏競馬が始まって以降、最下位争いが続いていたが、新潟記念の一撃で5位まで浮上。“穴リスト”として最高の夏の締めくくりになった。いい流れで秋競馬に挑みたい。

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