「2歳以上」の短距離G1を日本でも見てみたい
2022年10月6日 05:30 1、2日にパリロンシャンで開催された「アーク・ウイークエンド」では、凱旋門賞以外にも7つのG1競走が施行された。いずれも興味深い一戦だったが、ここでぜひ結果を紹介したいのが、2日に行われた距離1000メートルのG1アベイドロンシャン賞だ。勝ったのは、出走18頭中唯一の2歳馬だったザプラチナムクイーン(牝2)だったのである。
欧州の短距離戦には「2歳以上」という競走条件のレースが少ないながらも存在する。日本に例えれば、同じ2日に中山で行われたG1スプリンターズSが2歳馬にも開放されていて、そこに小倉2歳Sの勝ち馬ロンドンプラン(牡2)が参戦したようなものだったのだ。出走する2歳馬には重量面での恩恵があって、アベイドロンシャン賞では、2着馬ホワイトラベンダー(牝4)が60・5キロ、3着馬クールドピエール(セン6)が62キロを背負っていたのに対し、2歳牝馬のザプラチナムクイーンが背負った重量は52・5キロで、2着馬より8キロ、3着馬より9・5キロも軽かったのである。
日本にも「2歳以上」という条件の短距離G1があったら楽しいと思う。 (競馬評論家)
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