【浜田】前走7着もこれまでの対戦レベル見極め5番人気に◎
2023年4月20日 05:30
木曜日のテーマは競馬。前週に会心ヒットを放った記者が「この馬券こう当てた」で的中レースを振り返る。今週はアーリントンCの3連単4万2710円を◎☆▲で仕留めた浜田公人記者が登場。5番人気オオバンブルマイを狙ったプロセスと、ずっと変わらぬ自身の予想スタイルを紹介する。
予想において記者が重視するのは対戦レベル。簡単に言えば、戦ってきた相手が強いか、弱いか。この理屈からアーリントンCの出走馬でまず注目したのはユリーシャ。エルフィンSを2馬身半差で完勝。その2着コナコーストが、前週の桜花賞で2着。当然◎も考えたが…。デビュー戦から体重が減り続けていたのと、牡馬との対戦が初めてだった点で割り引いた。
次に注目したのがオオバンブルマイ。フルゲート18頭中で唯一の重賞ウイナー。その京王杯2歳Sは10番人気での大駆けも、下した2~6着馬は、その後にもれなく重賞やオープン特別で馬券圏内に好走。はっきり言って地味なメンバーだったが、レースレベルは決して低くない。前走の朝日杯FSの敗戦(7着)は出遅れで流れに乗れなかっただけ。直線ではいい脚を使っており、距離はむしろ重賞を勝った千四より合うはず。むしろこの敗戦が嫌われて人気が落ちるのなら“おいしい”。考えた通りの5番人気に収まった。
レースは6着までが0秒2差、約1馬身圏内という大接戦。オオバンブルマイは記者の想定より後ろの位置取りだったが、そこはさすが武豊。重馬場で前半5F57秒7という速い流れを読み切って、きっちり頭差で届かせた。名手のファインプレーにも助けられたが、本番(NHKマイルC)でも狙ってみたいと思わせる好内容だった。
記者はどんなレースでも、予想はまず印を打つ馬(最大8頭)を先にピックアップ。その中から◎~△の序列を決めていく。今回は◎○▲☆の4頭が、自分の中では互角の評価。最終的な本命の決め手は、レース条件が馬齢重量であったこと。唯一の重賞V、しかもG1の厳しい競馬も経験してきた馬が、横並びの56キロで出走。結果的には大きなアドバンテージだった。
ちなみに2着セッションは道悪に助けられた感があり、良の決め手勝負に不安を残した。3着ショーモンは実に堅実。次走も馬券から外せない。6着だった○ドクタードリトルは明らかに道悪が苦手。良馬場なら巻き返し可能。次走の馬券の参考に。 (浜田 公人)