16日にシャティン競馬場で行われた開催をもって、香港における22～23年シーズンが終了。これに先立ち、14日にローズウッドホテルで年度表彰の「香港チャンピオンアワーズ」授賞式が行われ、ゴールデンシックスティ（セン7）が、香港競馬史上初となる、3季連続の年度代表馬に選出された。

　今季のゴールデンシックスティは5戦し、こちらも史上初の3連覇となったG1チャンピオンズマイル（芝1600メートル）などG13鞍を含む4勝。首差の2着に敗れたG1香港マイル（芝1600メートル）が唯一の敗戦だった。G1スチュワーズC（芝1600メートル）、G1香港ゴールドC（芝2000メートル）を制した際に、レーティング125を獲得。最新の世界ランキングで、レーティング129の日本調教馬イクイノックス（牡4）、レーティング128の英国調教馬モスターダフ（牡5）に続く、3位タイにランクインしている。通算成績29戦25勝。通算収得賞金1億4793万香港ドル（現レート換算で約26億円）は、言うまでもなく香港歴代最多記録となっている。8歳となる来季も現役にとどまる予定のゴールデンシックスティがどんな競馬を見せてくれるか。世界中の競馬ファンが注目している。　（競馬評論家）