仏2冠牝馬の凱旋門賞前哨戦に大注目
2023年9月7日 05:30 今週日曜(10日)にフランスのパリロンシャン競馬場で、凱旋門賞へ向けた前哨戦が3つ組まれた「アークトライアルデー」が開催される。いずれも本番と同コース・同距離で行われる3競走は、どれも見逃せない一戦だが、中でも注目度が高いのは、牝馬限定のG1ヴェルメイユ賞だ。
中心視されているのは、春に牝馬2冠を達成し、スーパースター候補と高く評価されたブルーローズセン(牝3、父チャーチル)である。古馬との初対戦となった8月3日のG1ナッソーSでは、勝負どころで進路が狭くなる不利があり4着に敗退。昨年秋から継続していた連勝が5で止まってしまったが、レース後も馬の状態に問題はなく、順調に調整が進められている。
2400メートルの距離を走るのはヴェルメイユ賞が初めてで、ここで距離に対するメドが立てば、現段階では未登録のG1凱旋門賞に、12万ユーロ(約1900万円)の追加登録料を払って参戦する構えを見せている。
「アークトライアルデー」の模様はグリーンチャンネルで生中継(第1部=21~22時、第2部=22時30分~24時)されるので、日本の競馬ファンの皆さまもぜひご注目いただきたい。 (競馬評論家)
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