イクイノックスは99年エルコンドルパサー134ポンド超えなるか

2023年11月30日 05:30

 英国の伝統ある競馬メディア「タイムフォーム」は、独自の能力値「タイムフォームレート」を発表しているが、ジャパンCにおけるイクイノックス(牡4=木村)を136ポンドと査定。2位の凱旋門賞勝ち馬エースインパクト(133ポンド)に3ポンド差をつけて、世界最強という評価を下した。

 次の関心は、IFHA(国際競馬統括機関連盟)が発表する公式レーティングが、ジャパンCのイクイノックスをどう評価するかだ。レース前の段階では129ポンドで、2位エースインパクトとモスターダフに1ポンド差をつけて首位。仮にジャパンCで、2着リバティアイランド(牝3=中内田)をキーホースとすれば、持ちレート120ポンドの同馬より、4キロ重い重量を背負って4馬身先着しており、2400メートルでは1馬身=1・5ポンドというおおよその目安を当てはめれば、軽く130を超える数字が算出されることになる。近年では、14年にジャスタウェイがレーティング130ポンドで世界首位に立ったことがあるが、日本馬の歴代最高は99年にエルコンドルパサーが獲得した134ポンドだ。果たしてこれに近づくか、あるいは超えるか。公式発表が待たれるところである。(競馬評論家)

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