英障害調教師リーディング シーズン閉幕を控え大混戦
2024年4月18日 05:30 英国における障害の23~24年シーズンが、27日にサンダウン競馬場で行われる開催をもって閉幕する。シーズン終了を間近に控え、大混戦となっているのが賞金獲得額で争う調教師リーディングだ。15日の時点で首位にいるのは、アイルランドを拠点とするウィリアム・マリンズ師である。
13日にエイントリーで行われたG3グランドナショナルを、管理馬のアイアムマキシマス(セン8)が制して1着賞金50万ポンド(約9650万円、1ポンド=193円)を獲得。今期の通算獲得賞金が287万4692ポンドとなり、281万2084ポンドのダン・スケルトン師を抜いて首位に浮上したのだ。
しかし、その差はわずか6万2000ポンド余り。さらに、3位のポール・ニコルス師も274万6711ポンドで、スケルトン師とは6万5000ポンド余りの差しかなく、この3人にリーディングの可能性が残されているのである。
勝負の分かれ目になりそうなのが、20日にエア競馬場で行われる1着賞金11万2540ポンドのスコティッシュグランドナショナルで、ブックメーカー各社が前売り1番人気に推しているのは、マリンズ厩舎のマックダーモット(セン6)だ。僅差のリーディング争いがどう決着するかに注目したい。 (競馬評論家)
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