【面来】サマーグランプリ◎△△で3連単9万円超
2024年6月27日 10:00 木曜のテーマは競馬。前週に会心ヒットを放った記者が、的中へのプロセスを振り返る。今週は4月にコラムデビューした面来陽介が23日のG1宝塚記念(京都)を◎△△で3連単9万1680円のヒット。梅雨入り時に実施される宝塚記念で最重視したのは「高い道悪&京都適性」で、導き出したのが◎ブローザホーン。美浦取材での菅原明の自信のコメントからも的中のヒントを得た。
今年の宝塚記念は18年ぶりに京都競馬場で開催。勝負の明暗を分けたのは雨だ。4月半ばから京都開催がスタートし連続開催10週目で迎えたサマーグランプリ。週末から降り続いた雨が、使い込まれた京都の芝をタフな状態へ変化させるのは容易にイメージできた。例年とは異なる競馬場での開催と雨予報を踏まえて予想した。
◎を託したブローザホーンはこれまでに荒れた馬場での勝利や、パワーを要する洋芝で結果を残してきた。昨年の烏丸S(不良)でメンバー最速となる上がり3Fの末脚で5馬身差で圧勝。母オートクレールも17年紅葉S(不良)を10番人気で激走Vの実績があった。
それに加え、今回と同じ京都外回りでは【2・1・0・1】(唯一の着外は心房細動で競走中止した昨年京都大賞典)の好相性。母から受け継いだであろう道悪DNAと疑いようのない高い舞台適性を誇っていた。
さらに、週中に◎の状態面を聞き出すため菅原明に直撃。鞍上は「問題ない。京都ではしっかり走ってくれるし、いい状態で臨めそう。(道悪については)間違いなくプラスになる」。心強い言葉を信じ、一切迷うことなく本命を打った。
レースは重馬場。雨も完全にはやまず道悪巧者に流れが向いた。美浦のホープが相棒の道悪巧者っぷりを120%信頼し、G1馬4頭を退けて初のビッグタイトルを獲得した。
2着△ソールオリエンスは23年皐月賞(重)を勝利。3着△ベラジオオペラも同年スプリングS(重)で勝っており、道悪なら確実に走ってくることは分かっていた。道悪適性がある馬をヒモに押さえた結果が今回の的中につながった。
1万円以上の差がある中で迎えた春のG1企画「G1ルーキー 炎の6番勝負」最終戦。見事な逆転弾を放ち、サヨナラ勝ちを決めました!今週から本格的に始まる夏競馬。逆境に強い!?男の予想に注目してください。 (面来 陽介)
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