【阪神JF】ステルナティーア圧巻!2歳女王へ万全リハ

2021年12月9日 05:30

ジャングルキング(右)と併せて追い切るステルナティーア(撮影・郡司 修)

 2歳女王決定戦「第73回阪神ジュベナイルフィリーズ」(12日、阪神)の最終追い。牡馬相手の前走・サウジアラビアRCで2着奮闘の良血ステルナティーアが、新コンビのルメールを背に美浦Wコースでラスト1F11秒5という圧巻の伸びを見せた。18年マイルCS優勝馬の全兄ステルヴィオに続く、兄妹G1制覇の期待が膨らむ。枠順は10日、確定する。

 冷たい雨の中、ステルナティーアが初コンビのルメールを背にはじけた。開門直後のWコース。前を行くジャングルキング(3歳1勝クラス)に4コーナーで迫ると、反応を確かめる程度でギュンと伸び、楽々併入した。5F67秒1~1F11秒5。整地された朝一番といえ、ぬかるむ馬場で圧巻の1F時計&瞬発力だ。

 ルメールは「コンディションはバッチリですね」と笑顔で切りだした。「道中はとても冷静に走ってくれた。直線では凄く伸びてくれた。フットワークも息も全然問題なかった」

 初騎乗といっても、前走・サウジアラビアRC(2着)で、勝ち馬コマンドラインに乗っていたルメールにはステルナティーアの強烈な印象が刷り込まれている。「負けたけど、凄くいいメンバーで最後に速い脚を使った」と語る。付け加えて「コマンドラインはG1級だから(笑い)」。ルメールが認める牡馬G1級と半馬身差は十分な内容だ。

 血統の愛着もある。同じ木村厩舎に在籍する全兄ステルヴィオ(18年マイルCS優勝)に新馬から3歳秋の毎日王冠(2着)までの8戦中7戦で騎乗した。

 「男馬と女馬で体つきの違いはあるけど、ステルヴィオも乗りやすかった。2歳の早い時期から高い能力を示していた。2歳でG1を勝つだけの力はあった」

 兄が17年朝日杯FSで2着に惜敗した時と同じ阪神マイル。雪辱戦には最良舞台だ。太田助手は「放牧から戻った後も順調。マイナス体重になると思いますが、シルエットはそう見えませんし、毛ヅヤも悪くないので減る点は心配していません」と好仕上がりを強調。「初の関西への輸送と、スローの競馬しかしていない点がどうか。その点が鍵と思う」と克服するべき課題も挙げた。

 同舞台で行われる来春桜花賞も見据えた初の阪神遠征。新潟新馬戦で披露した3F32秒7の切れは間違いなくG1級。過去2戦は1分36秒台ながら、課題を克服なら例年のV時計の1分33~34秒台まで一気に詰める可能性を秘めている。鞍上は「乗っている感じでは絶対いい馬。チョ~楽でした(笑い)。大きなチャンスがある」と熱い期待を寄せている。

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