【東京ハイジャンプ】オジュウチョウサン闘志みなぎる追い切り 石神「うまく仕上がった」

2022年10月13日 13:33

東京ハイジャンプに向けて追い切ったジュウチョウサン(撮影・郡司 修)

 16日の東京ハイジャンプ(J・G2)で秋始動する障害の絶対王者オジュウチョウサン(牡11=和田正)が13日、石神を背にWコースで最終追いを行った。序盤はゆったり入り、4コーナー手前からギアを上げ、余力十分に力強く伸びた。5F69秒8~1F11秒8(馬なり)。年齢を感じさせない闘志みなぎる走りだ。

 石神は「先々週、先週と負荷をかけたので、当該週はいつも通り反応を見る程度。反応も良かった。躍動感ある走りをしていた。半年のブランクはあるけど、うまく仕上がった。帰厩後は何の不安もなくこれた」と手応え。和田正師も「前進気勢もあって、反応がいいですね。涼しくなって乗り込んで、だいぶ良くなってきた。いい形でレースを迎えられると思う」と戦闘態勢に入りつつあるパートナーに目を細めた。

 休養前の4月中山グランドジャンプは単勝2・1倍の熱い1番人気に応え、歴代最多のJ・G19勝目(障害重賞15勝)。健在ぶりをアピールした。東京ハイジャンプは過去に3度出走し、16年1着、17年1着、21年3着。今年Vなら、史上初のJRA同一重賞5年ぶり勝利の偉業も懸かっている。石神は「今回のコースは内枠有利なので内枠ができれば欲しい。次につながる競馬ができれば」と11歳秋でも現役バリバリの愛馬に託した。下半期最大目標の次走・中山大障害(12月24日、中山)に向け、王者の姿を再び見せてくれるのか?オジュウの始動戦に熱視線が集まっている。

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