岩手競馬は冬休みも魅力

2023年4月9日 09:30

昨年冬、岩手旅行で。そりゃあ、この雪では競馬はできない!

 【六車奈々のナナイロ馬券】岩手競馬の魅力はたくさんあるが、こと“岩手ならでは”の魅力なら3つだと思っている。

 1つ目は、芝コースだ。地方競馬場で唯一、芝コースを持つのが岩手競馬。これまで連敗だった馬が芝で激変して万馬券!なんていうのは、岩手ならではのお楽しみ。それだけではない。岩手県知事杯OROカップで勝つとJRAの富士SとスワンSへの出走が可能となり、さらにいずれかで2着までに入るとGIのマイルCSに出走できるのだ!夢のある話ではないか。

 2つ目は、タイプの違う2つの競馬場が交互に開催されていることだ。水沢は右回りで小回り、盛岡は左回りで広い。ゆえにコース替わりで激変する馬を探すのが楽しみになるが、プロでも迷うのが開幕週だ。どの枠順、どの脚質に有利かは、やってみないと分からない。それはジョッキーも同じで、開幕週は馬場や砂の状態などを確認しながらの騎乗になる。当然、馬券は荒れやすい!
 最後の魅力は、冬休みがあること。北海道と金沢・岩手は、雪の影響で冬は開催がない。春の水沢開催では、ほとんどの馬が休み明けになるため、仕上がり状態が肝になる。これまた予想が面白い。

 さあ、今日の赤松杯も、冬休みを終えたばかりの馬が出走している。私はひと叩き組のグローリーグローリから。馬券は3連複1頭軸で(2)から(1)、(4)、(6)、(8)。各200円で計1200円。

 ◇六車 奈々(ろくしゃ・なな)1973年(昭48)12月2日生まれ、京都府出身の49歳。

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