【マイラーズC】シュネルマイスターが主役 V率高い中山記念組&5歳
2023年4月18日 04:30 過去10年の傾向から勝ち馬を探り出す「up to データ」。今週は新装京都の重賞第1弾「マイラーズC」を、阪神で行われた前2年も含めて分析する。
多様なステップから挑むのが当レースの特徴で特筆すべき組はいない。ただ、中山記念と阪神カップはいずれも【2・0・0・2】で勝率50%。この組がいたら注意は必要。ジャスティンスカイが勝った洛陽Sは【1・0・0・1】で、15年優勝レッドアリオンは前走・洛陽S1着からV。マイル重賞の東京新聞杯は【0・2・3・11】とVには届かないが、馬券圏内好走は多数。ダービー卿CTは【0・0・1・20】と全く不振なのも注意したい。
年齢別では4歳が【4・5・2・32】、5歳が【5・1・6・18】でこの2世代が優位。6歳は【1・1・1・27】と成績が落ちる。7歳以上は【0・3・1・36】と良くて2着まで。今年の6歳以上の馬は京都芝を経験している点では4歳&5歳に対してアドバンテージはあるが、年齢的には大きく推せない。
種牡馬で見ると、ディープインパクトが【3・3・5・20】でリードも今年産駒は不在。キングカメハメハ(今年はエアロロノア)が【1・2・1・13】で続く。今年の出走馬でV実績がある種牡馬はロードカナロア(キングエルメスとグランデマーレ)とルーラーシップ(ソウルラッシュ)の各1勝。
結論はV率が高い中山記念組のシュネルマイスターが強い5歳世代で主役。4歳ジャスティンスカイは洛陽S組。キタサンブラックの子はマイラーズC初出走になるが、皐月賞V(ソールオリエンス)の勢いからも目が離せない。エアロロノアは馬券圏内には来る東京新聞杯組。6歳の年齢は割り引きだが、5歳以下の馬が未経験の京都芝で【1・0・2・1】+キンカメ産駒だけに忘れず買いたい。