【新装・京都競馬場】旧パドックの象徴・モチノキ 時計へと生まれ変わって競馬を見つめる

2023年4月18日 05:28

京都競馬場に新たに設置されたモチノキ時計(撮影・奥 調)

 京都競馬場は約2年5カ月間の整備工事を終え、22日にグランドオープンを迎える。総工費880億円をかけたビッグプロジェクト。淀は2年後が開設100周年にあたり、100周年を意味する「センテニアル・パーク」と名付けられた。

 円形だった旧パドックは中央にあったモチノキ(クロガネモチ)がシンボルだった。長年にわたってレースへ向かう出走馬を見守り続けてきた。新パドックへの移設も検討されたが、老朽化により断念。そんな情景を忘れないように、幹の一部分を使ってモチノキ時計が製作された。新スタンドの2階に往時を描いた壁画とともに設置。写真撮影のスポットとしては絶好の場所。新しい競馬場とともに、時を刻んでいく。

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